スパーダな理由。

君こそスパーだ!
・・・と言うのは、このスクール名が「BKライディングスクール」に決定する前に中尾氏が提案した仮称(苦笑)なんですけど、それはすなわち開校前からVT系、とりわけスパーダでスクールを行うことは決定事項であり、開校へのスタートラインでもあったのだ。
以前、鈴木大五郎さんが白糸スピードランドにVT250をもちこんで走った時に、そのおもしろさにカンドーしてスクール開校を思いついたとゆーお話をうかがった。
250ツインと小さな白糸サーキットのマッチングがとにかく良いというのである。これは「速く走れる」ということではなく、バイクを使ってスポーツするのに向いている、というのだろうか。使い切れるパワー、車体、サスペンションや車体の動きなどが白糸のコースとバランスしていて「誰でも走らせ易く楽しい。けれども、より素早く走らせるためにはライダーの積極的なアクションが必要」という本来ライディングにとってとても重要な要素が体現しやすい組合せだとおっしゃるのだ。
また「参加者のバイク」で走るのではなくスクールのバイクをレンタルするスタイルの方が皆が思いきり走れるのではないか―という配慮もあり、その台数を確保するための中古の安価な車両ということもあるのだろうけれど、パワーバンドが広く伸びやかなVツインエンジン、しっかりとした造りのサス、軽めの車体などなど・・・ギンギンにセメれる楽しさと、もともとの奥の深さがあってこそがスパーダな理由なのです。
私も白糸で乗りましたが、BKスクールに参加しなくても体験してもらいたい、と思うほど楽しい組み合わせなんですよ。(むう企画.K)
HONDA VT250 スパーダ
VT250スパーダは「市街地からワインディングロードまでキビキビとした走りが楽しめる」というコンセプトで1988年12月に本田技研工業(株)から発売されたロードスポーツバイク。
250ccという排気量から日常使用する機会の多い「中・低回転域」での反応を重視し、さらに6速というワイドな変速比に設定したことにより低回転での力強さとスムーズさを両立。 また、フレームにはスチール製に比べ軽量・高剛性でデザインの自由度が高い 「アルミ鋳造中空一体構造フルキャストフレーム」を採用し、性能の向上はもちろん当時としては独創的なスタイリングを産む要因になった。 足廻りは大径のフロントフォークやリアの幅広タイヤでキビキビした走りの中にもフィット感や安定感の高い操作フィーリングを持った車両だった。
全長 × 全幅 × 全高(m) 2.010 × 0.715 × 1.020
軸距(m) 1.380
シート高(m) 0.740
車両重量/乾燥重量(kg) 153/140
エンジン型式 MC15E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・V型2気筒)
総排気量(cc) 249
最高出力(PS/rpm) 40/12,000
最大トルク(kg-m/rpm) 2.6/9,000
変速機形式 常時噛合式6段リターン
タイヤサイズ 前 100/80-17 52S
タイヤサイズ 後 140/70-17 66S
ブレーキ形式 前 油圧式ディスク
ブレーキ形式 後 油圧式ディスク
フレーム形式 ダイヤモンド(キャステック)
参考資料/写真: 本田技研工業(株)ホームページ
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